こんにちは、かねだです。
今回は、僕の実体験をもとに
リアルな新卒社会人1年目の生活費について話したいと思います。
さっそく本題に入ります。
以前、奨学金の「期限猶予」の制度についての記事を書きました。
その記事のなかで、新卒社会人の特に1年目は給与額もそんなに高くないので
「猶予制度」の条件に該当する方には、制度を利用することをおすすめしました。
以前の記事が気になる方はぜひご覧ください。
https://kaneda-blog.com/student-loan/
その記事の中で、僕自身も奨学金の期限猶予を利用していると書いたのですが、
僕自身の新卒1年目の生活費のリアルを、実際の数字を使ってお話することで、これから社会人になる学生の方や新卒1年目の方の参考にしてもらえればと思います。
生活費の収支予定表
僕の場合の新卒1年目の生活費はこのような感じです
(収入)
給与額面 175,000円
手取り 約150,000円(諸々の手当込)
(生活費)
家賃(1K) 40,000円
水道光熱費(ネット込み) 15,000円
交通費代 10,000円
勉強代 3,000円
食費 30,000円
携帯料金 3,000円
(生活費以外)
コンタクト 5,000円
Amazon prime (生活費購入に必要) 450円
Amazon unlimited(書籍) 980円
小計 107,430円
(奨学金)
日本学生支援機構 20,000円
行政からの奨学金 25,000円
支出合計 152,430円
見ていただくと分かると思いますが
まず、給与は額面17万5千円でした。
そこに、通勤手当等の諸々の手当がついて約18万円
そこから税金や社会保険料が引かれて手取り約15万円となります。
生活費については、一人暮らしなので、どんなに節約しても
毎月必ずこのくらいの出費はあります。
ここで注目してほしいのは、生活費(支出)のうち約30%を占める奨学金の返還4万5千円です。
この収支予定表は、入社前に作成した物なのですが
予定表上では、15万円の手取りから毎月4万5千円の奨学金を返還しても
ギリギリ生活費はできる計算です。
予定表通りにはいかない
しかし、入社して1ヶ月目から、予定していなかった臨時の出費がかさんだことで
本来、奨学金の4万5千円を差し引いた約10万円で生活をしなくてはいけなかったのが
約12万円の出費になったことで、「このままいくと10月の返還が始まったらヤバイ」と、
かなり焦った記憶があります。
(ちなみに1か月目の臨時の出費は、同期の飲み会です。ごめんなさい、臨時でも何でもないね。)
そこで、1番に考えたことは生活費の削減です。
どこか削減できるところを探したのですが、食費と水道光熱費の数千円程度しか削減できませんでした。
ここでやっと、根本的にこのままでは生活していけないということがわかりました。
副業禁止
それなら、収入を増やすしか方法はないのですが
ここで問題になったのは、僕の会社が副業禁止だったことです。
しかも、ただの副業禁止ではなく、クライアント企業の機密情報を取り扱う仕事をしていたので
機密情報保持の観点や、インサイダー取引などの観点から、副業に関しては特に厳しい会社でした
副業をするには会社の上層部への申請が必要なのですが、
1人前に仕事もできない独身の新入社員に副業許可が下りることは、ほぼほぼ0%に等しいという状況でした。
期限猶予制度
ひきつづき生活費の削減を試みながら、他に何かいい方法はないかと調べて調べて、やっと見つけたのが奨学金の期限猶予制度です。
制度対象者の条件を調べて、すぐに条件に当てはまることが分かったので申請の準備をしました。
そして、返還開始予定の3ヶ月前である7月から申請受付が開始されると真っ先に申請を行い
数週間後に申請が受理された通知が届いたときには、「これで今の仕事を続けられる」と安心したことを今でも鮮明に覚えています。
あの時いろいろ調べて、奨学金の期限猶予制度にたどり着くことが出来ていなかったらと考えると
きっといつか滞納をしてしまい、かなり追い込まれていたと思います。
(なので、奨学金破産をしてしまう人の気持ちがすごくわかるんです。)
まとめ
僕は奨学金の返還を何とかするしか他に方法がない状況だったことで
たまたま猶予制度にたどり着くことが出来ましたが、そんなに広く認知された制度ではないので
まだまだ、自ら調べないとそこにたどり着くことが出来ない人も多いと思います。
あの時、新卒1年目で覚えなくてはならない仕事が山ほどあるなか
「このままでは生活していけない」という不安で仕事に身が入らず
かなり精神的に落ち込んでいたことを思い出します。
だから、僕から誰か1人にでも、この制度のことを伝えることが出来れば嬉しいです。
こんなところで、今回の記事は終わりたいと思います。
僕の新卒1年目を思いだしながら、生活のリアルな数字を紹介してみました。
これから社会人になる学生、新卒1年目の社会人の君たちに少しでも参考になれば嬉しいです。
それではまたね。